お肌の悩みランキングで上位を占めるのが「シミ」です。
シミがたくさんあると老けて見えるので、少しでもシミをなくしたいですよね。
シミは何より予防することが大事ですが、シミができてから初めてケアする人も少なくないようです。

そこで今回は、チェルラーブリリオはシミに効果あるのか?について徹底的に調査してまとめてみました。
少しでも参考になれば幸いです。
【結論】チェルラーブリリオはシミには効かない
先に結論からお伝えすると、チェルラーブリリオはシミには効きません。
その理由は、チェルラーブリリオはシミ改善効果を目的とした美容液ではないからです。
チェルラーブリリオにはシミに効く有効成分の配合はなく、主に肌のハリ・弾力に特化した美容液なのです。
また、私自身もチェルラーブリリオをほぼ1本使い切りそうなくらい使っていますが、シミへの効果は全くなかったです…。
あくまで個人的な意見ではありますが、チェルラーブリリオを使ってもシミが消えたり、薄くなることなく、現状維持でした。
シミが濃くなっているわけではないし、シミの数が増えてもないですが…
【口コミ参考】チェルラーブリリオでシミが薄くなった人はいるのか?
個人的にはシミへの改善は見られなかったのですが、他の愛用者さんの口コミを調べてみました。
結論、チェルラーブリリオを使い始めてからシミへの改善が見られた方の口コミはありませんでした。
そもそも、シミの大半は美白化粧品では消えない
シミと一口にいってもシミができる原因や特徴によっていろいろな種類があります。
- 老人性色素斑…シミの大半を占める。主な原因は紫外線によるもの。頬骨あたりの高い部分にできやすい。
- 脂漏性角化症…老人性色素斑が濃くなり表面がボコボコしてイボのようになったもの。
- 肝斑…女性ホルモンの乱れが原因でできるシミ。左右対称にハケで塗ったようにできる特徴がある。
- 炎症性色素沈着…ニキビや傷が綺麗に治らず、肌に残ってしまうとニキビ跡や傷跡になる。肌をゴシゴシと擦ると慢性的な炎症を起こしてシミとなることも。
- 雀卵斑(そばかす)…遺伝的なものが大きい。10代ごろから鼻の中心部分に散らるようにできる。
- 花弁状色素斑…肩から背中にできるシミ。紫外線が主な原因。花弁状のような形をしているのが特徴。



私たちが悩むシミのほとんどは『①老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)』というもの。主に紫外線が原因となってできてしまうシミです。
この老人性色素斑はごく初期のものでない限りは、スキンケア化粧品で消すことはできません。
いくら高級な美白化粧品を使っていてもシミが消えないのは、ほとんどのシミが紫外線が原因でできる老人性色素斑で、皮膚自体の構造が変色しているものだからです。
ただ、ごく初期のもので薄っすらとした「老人性色素斑」なら美白化粧品は有効です。また、ホルモンバランスの乱れが原因の「肝斑」やニキビ跡などの「炎症性色素沈着」も美白化粧品が有効なシミです。
シミに効く主な有効成分は「トラネキサム酸」「ハイドロキノン誘導体」「ビタミンC誘導体」です。
シミに効く有効成分が配合されているスキンケア化粧品をまとめました。
チェルラーブリリオの主成分「卵殻膜」の美容効果とは?
チェルラーブリリオはシミではなく、肌のハリの低下やたるみの改善に効果的な成分を配合した美容液です。
チェルラーブリリオの主成分は卵殻膜。卵殻膜とは、卵の殻と白身の間にある薄皮のこと。この卵殻膜には優れた美肌効果があると言われています。
卵殻膜の美容効果①「Ⅲ型コラーゲン」の生成をサポートする働きがある
チェルラーブリリオの主成分「卵殻膜」には、赤ちゃんの肌に豊富なⅢ型コラーゲンを生成をサポートする働きがあります。
コラーゲンが減少するとシワやたるみが目立ってくる
人間の皮膚は表皮、真皮、皮下組織でできています。
表皮は肌の1番外側にあり、紫外線などの外界からの刺激をバリアし、肌内部の水分を逃がさない働きがあります。
表皮の真下にあるのが真皮。真皮の主な働きは、表皮を下から支えて肌のハリや弾力を保つこと。
真皮の主成分はコラーゲンで、全体の約70%を占めています。(水分を除いた状態で)
真皮にはコラーゲンの他にも「エラスチン」や「ヒアルロン酸」などが存在し、肌の内側の水分を保つ役割、肌の潤いや柔軟性をもたらす役割を持ちます。
皮膚の本体である”真皮”は肌の弾力の源で、水分と油分を豊富に含んだスポンジのような構造になっています。
真皮の大半を占める「コラーゲン」は、真皮の中で網目状に張り巡らされており、肌のハリや弾力を保ってくれているのです。
コラーゲンはゴムのように弾力のある繊維なので、肌をギュッと押しても元に戻ります。
しかし、このコラーゲンが加齢などが原因で低下すると弾力を失ってしまい、肌のたるみやシワが目立ってくるのです。



赤ちゃんの肌に豊富なコラーゲンは「Ⅲ型コラーゲン」
一口にコラーゲンと言っても、コラーゲンには約30種類も存在しており、Ⅰ型、Ⅱ型、Ⅲ型などそれぞれ種類があり、役割も異なります。
約3種類もあるコラーゲンの中で人間の皮膚の7割を占めているのが、「Ⅰ型コラーゲン」と「Ⅲ型コラーゲン」です。



Ⅰ型コラーゲン | 太い繊維で形成されている強くて硬い繊維。骨や腱のような身体を保つ機能があり、身体をしっかり支えるために欠かせないコラーゲン。加齢とともに増えると皮膚が強くなるが硬くなる。保湿力は低い。 |
Ⅲ型コラーゲン | 細い繊維で形成されている柔らかい繊維。皮膚、血管、肺のような弾性と柔軟性を必要とする部位に多く存在。身体を成長させ、補修、再生する機能を持つ。肌の弾力を保っており、保湿力が高い。 |
上記の通り。
「Ⅰ型コラーゲン」と「Ⅲ型コラーゲン」の割合は一定ではなく、加齢ともに変化していきます。
つまり、赤ちゃん肌に豊富で年齢を重ねるたびに減少していくのが「Ⅲ型コラーゲン」で、美肌のためにもっとも欠かせないのが「Ⅲ型コラーゲン」ということ。
「Ⅰ型コラーゲン」は年齢を重ねるほど増えていくので、加齢とともに皮膚が硬くなります。



つまり、コラーゲンは増えれば増えるほど美肌になるわけではなく、美肌のために増やすべきことは、「Ⅲ型コラーゲン」が増えることなのです。
卵殻膜は「Ⅲ型コラーゲン」を生成する線維芽細胞を増やす
ハリのある肌に欠かせない「Ⅲ型コラーゲン」や「エラスチン」、「ヒアルロン酸」などの真皮成分を生み出しているのが真皮にある「線維芽細胞」です。
線維芽細胞の働きは真皮の成分を生み出して、真皮の構造を作ること。
つまり、線維芽細胞が減少したり、働きが衰えてしまうと、肌の弾力を保っているコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを生み出せなくなってしまうのです。
線維芽細胞が生み出すコラーゲンなどの真皮成分の生産量が減少すると、肌のハリが低下し、シワやたるみ、ほうれい線などといった肌トラブルを引き起こします。
しかし、線維芽細胞は加齢や紫外線などの影響によって減少したり働きが衰えてしまうのです。



卵殻膜にはⅢ型コラーゲンを生み出す「線維芽細胞」を増やす働きがあるということが研究によって明らかにされています。
つまり、卵殻膜には美肌には欠かせない「Ⅲ型コラーゲン」の生成をサポートする働きがあるということ。
線維芽細胞を増やす働きがある卵殻膜エキスをスキンケアで取り入れていくことで、若々しい肌へ近づくことができるのです。



卵殻膜の美容効果②肌にツヤを与える「シスチン」が豊富に含まれている
卵殻膜には肌にツヤを与える「シスチン」が豊富に含まれています。
シスチンとはアミノ酸の一種で、人間の髪の毛や爪、皮膚の角質層に多く含まれています。シスチンが体中に入ると「L-システイン」に変化し、シミやそばかすの生成を抑制するといった役割を持ちます。
さらにシスチンは、肌のターンオーバーを促す働きを持つので、シミの元になるメラニンを排出する効果も期待できます。
卵殻膜のシスチン含有量は食品の中で断トツで高く、卵殻膜に含まれるシスチンの割合は約15〜18%ほど。人間の皮膚の約5倍に相当するほどの豊富さです。
卵殻膜の美容効果③肌の柔軟性を保つ「毛細血管」にも嬉しい働きがある
人間の血管の乾燥重量の約60%はⅢ型コラーゲンで構成されています。
Ⅲ型コラーゲンは加齢とともに減少すると、肌への悪影響だけではなく、血管も硬くなり、流れにくくなってしまうのです。
血流が悪くなると、肌の色にも悪影響を及ぼします。
血管の柔らかさが若々しい美肌の決め手になるのです。
卵殻膜の持つ「線維芽細胞を増やす働き」によりⅢ型コラーゲンの生成を増やし、血管が柔らかくして毛細血管の血液をスムーズにすると老廃物も流れやすくなります。
おわりに:チェルラーブリリオはこんなひとにおすすめです
チェルラーブリリオはシミを薄くしたい方、シミをできにくくしたい方にはお勧めしません。
チェルラーブリリオを使ってもシミが濃くなったり、増えたりすることはないけど、チェルラーブリリオで治すことは難しいと思います。
なぜなら、チェルラーブリリオはシミに効く有効成分は配合してないから。
シミ改善効果に役立つ美容液はシミに効く有効成分をしっかり配合しているからです。
チェルラーブリリオは以下のような肌トラブルを改善したい方におすすめです。
・肌のハリがなくなってきた
・たるみ毛穴が気になる…
・ほうれい線が目立ってきた
・シワをなんとかしたい
チェルラーブリリオは加齢とともに生じる「ハリの低下、シワ、たるみ毛穴、ほうれい線」などの肌トラブルにお勧めの美容液です。
卵殻膜にはコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった真皮細胞を生み出す「線維芽細胞」を増やす働きが認められています。
線維芽細胞を増やすことで、若々しい肌を保つことができるというわけです。
25歳を過ぎた頃から「Ⅲ型コラーゲン」は急激に減り始めると言われています。






